これぞマネジメント・おすすめ本(5)

ハウス太郎

2012年10月06日 07:40

「マネジメント」とは、。主にビジネス上における様々な資源や資産・リスクなどを管理し、経営上の効果を最適化しようとする手法のことです、
「マネジメントの父」と称される経営学の思想家、P.F.ドラッカーが1974年に出した本で経営者やビジネスマンでも管理職向きの本で、どちらかといと専門書のお堅いイメージで読んでいても難しい・・・・



そのお堅い本を噛み砕き、わかり易く物語風にして大ヒットし映画化までされた本が
「もしドラ」=「もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」であります。
2011年までの2年間ビジネス部門におきまして、見事2年連続1位を獲得したのは史上初の快挙だそうです。かなり読みやすくて一気に読み終えました。
物語としてなんと泣ける要素まで加えられております。



マネジメントというお堅い手法を、現代の野球部のマネージャーに重ねてわかり易く解説し読みやすく物語風に仕上げ、表紙を今風にかわいらしく飾り、書店の先頭に並べ史上初の快挙を成し遂げた様は、
さすがAKBの生みの親の秋元康氏の弟子で売れっ子放送作家でこの本の著者である岩崎夏海氏のなせる業なのでしょう。

的確に時代の潮流を読み、 過去の偉大な手法を現代風に蘇らせ大ヒットをさせました。

ちょっとしたものの見方の違いにより、今まで埋もれていたものに光を当て、新鮮で価値あるものに生まれ変わらせる様は

その行為事態が素晴らしい「マネジメント」という事に改めて気づかされます。

「もしドラ」の本は最後にこのように締めくくられております。

優勝インタビューにおいて
「私たちが優勝できたのは、野球において観客(顧客、お客様)が今一番何を見たいのか?今一番何を望んでいるのか?を極限まで考え実行した結果が今回のこの優勝でした。」と

そしてこうも言っています。

「だから僕たちの野球は顧客からスタートしたいのです。顧客が価値ありし、必要とし、求めているものから、野球をスタートしたいのです。」と

簡潔に言えば「顧客のニーズをいち早く察知し、じっくり戦略を練り、時代に合った商品を開発し、独特の戦略で売って行く。」という事なのでしょうが、これが難しい・・・