
進化論2(たまたま)

前に進化論で記述した商売と自然の進化の同一性について
簡単に言えば、現存する一流企業は、「 たまたまできた。 」だけという事らしいのです。
それは生物が進化したと同様にたまたまそうなったということです。
知り得て妙、まか不可思議というか感じですが、
魚が陸にあがった際に魚はたまたま陸にあがったと同じ事、
一流企業が最初企業した際には、特に長期ビジョンや絶対的アイディアなんて皆無だったという事。
言われてみれば、世界的なフェイスブックはもともと大学の友達紹介サークルから広がったようなものだし・・・
グーグルだって大学生の友達同志が遊び半分で図書館の検索システムをもじって開発したエンジンシステムらしいし・・・
あのコカコーラだってたまたま薬剤師が趣味でシロップをソーダで割って飲んでいただけのことらしい・・・
リーバイスだって船の帆の強い布を応用して蛇対策にたまたまつくったズボンだったらしい・・・
要するに世界有数の一流企業の発端は、全てたまたま、ごく小さな一人の人間のふとした思いつきからだった・・・・というらしいのです。
これまでの自分の勝手な思い込みからすると
きっと一流企業たるもの、志の高い非凡な企業家が壮大なる理念と揺るぎない信念のもとに創業されたに違いない。と勝手に思い込んでいたのとは、どうやら違うらしいのです。
自然界の生き物同様に、海にエサがなければ陸へと、ごくごく自然に、時代のニーズに合わせ
けして頑固に一つの事をやり通すのではなく、むしろ柔軟に会社を継続させることに集中し、変化していったという事なのでしょうか。
なるほど、生き物は自然界、企業は世の中の動きとは切っても切り離せないものですし、
動きが目まぐるしい現代社会のなかでは、例え緻密な計画をたてても、たてた側の思い通りになる保障なんてどこにもない訳で
逆にたてた側の思惑にはまる確率の方が低いと言えるかもしれません。
ですから一流企業は必ずテストプランA、テストプランB、C、Dといろいろなテストを重ね事業を進化させて行きます。
まるで自然界の生き物がエサを求め、海から陸にあがり、陸を放浪し、草むらで待ち伏せし、蜘蛛の巣の罠を仕掛け、または集団で狩りをし、いろいろな狩りを試し、合理的に進化していったように・・・
孫子の兵法で巧遅拙速(こうちせっそく)という四字熟語があります。
上手で遅いよりも下手でも早い方がよいという意味ですが、
どうせ商売なんて思う様に計画的には行かないのだから 上手に緻密に完璧に計画をたてるよりも
荒削りでもいいから、とにかく手がけてみて感触を見る、
机上の空論ではなく、実験、修正を繰り返す、いわゆる生物の「 進化論をベースに考える 」ことが重要である ・・・・ということです。
自分に置き換えると、とかく考え込み、無用な心配事を増やしてしまうハウス太郎にとっては、またもや相反する説や手法であり、これまた大いに反省させられました・・・・・・・
考え込むよりも、とにかく行動しよう。・・・・しかし腰が重いんだよな~。(反省)
ちなみにブログを書きながら、昔 ネクターをソーダで割っていたおばあちゃんのことを思い出しました。
(沖縄の40歳以上の人でわかる人にはわかる、沖縄あるあるでした。)
Posted by ハウス太郎 at
◆2013年03月15日07:47