生の声

生の声

お待たせしました?  昨日の続きです。

一人の力だけでは限りがあるとお伝えしましたが、まずは順を追って説明したいと思います。
ビジネスの例を例えて言いますと

ビジネスの世界では、生きた「生の声」を、いかに聞けるかが最も重要ではないでしょうか。

とかく近頃はネット、テレビ、本、あらゆる情報媒体が多すぎて何かと振り回されやすい世の中ですが

人が何かを学ぼうとする際、一番大切なのは、その道に精通する人の生の声(教え)をいかに聞く事ができるかが、最も重要で、それらは物事を成し遂げる上での最大の鍵であり、それこそが成功への最短の近道ではないでしょうか。

当たり前のように聞こえますが、それがなかなかできない・・・・

わかりやすく二人の営業マン(A)、(B)を例にとってみますと

(A)あるビジネスマンは、とてもまじめで一本気な性格で曲がった事が大嫌い、高倉健の様な不器用な男です。
ビジネスに関しても 「俺は人に頼らず自分一人の力だけで成功してみせる」 と朝から晩まで寝る間を惜しんで一生懸命にビジネスについて書かれた書物を片っ端から読みあさり自分なりの知識を相当の量、蓄積して行きました。

(B)あるもう一方のビジネスマンは、専門書には目もくれず、生きた生の声を聞こうと
彼のあらゆる人脈のツテを使い、その道のプロに話を聞きに行きました。
彼は茶目っ気があり、とても人懐っこい性格で人から好かれる好青年でありました。
そして何より学びたいという熱心な意欲が体全体からにじみ出ていました。
若者より、その道のプロだと認められ、堂々と教えて下さいと言われて悪い気になる人はそうそういません。
彼の人懐っこい性格も手伝って、皆は彼に心よくビジネスの手法を教えてくれました。
そして若者は教えてくれた先輩方にその後も礼をつくし、かわいがられました。
先輩方の中にはお客さんや得意先を紹介してくれる者までおり、
ビジネス上での心強い人脈まで手に入れる事ができました。

(A)一方まじめだけが取り柄の不器用な男は、知識は人一倍ありますが、人を全く知らずに仲間も、もちろんいません。ましてやその知識を生かす術を全く知りません。完全に頭でっかちの実践知らずの男になってしまいました。

(B)一方、生の声を聞くことに精力を傾けた行動的な若者は、ビジネスを始めながら徐々に実践で生きた経験を活かし生きた知識を蓄積していきました。そして何よりもその後も教えて頂いた先輩達にかわいがられ、食事に誘われたり、色々な人を紹介してもらえたり、飲んだ席で良い情報を頂いたり、困った時はアドバイスをもらえたり、順調にビジネスを成功させて行きました。

一方の(A)ビジネスマンが不幸なのは、まじめなのにそれらが活かされていないという事。
ビジネスにはもちろん専門知識は必要ですが、机上の空論で終わらない為にも、
それ以上に、生の声が聞ける人脈と行動力更に生きた実戦経験で育まれる知識が大切だという事が、二人のビジネスマンを見てよくわかります。


「万巻の書を読み万里の路を行く」と古人の教えがありますが、本を読むことの大切さもさることながら、それ以上に自分の目で見て実際に触れる大切さを説いた言葉ですね。

しかし人間は年を重ねると、なかなか人に教えを乞うなんてできないものです。

人に教えを乞う謙虚さもまたビジネスを成功させて行く為には必要なのですね~。

私もまだ若い?よし、頑張ろう!!若干46歳、とてもさわやかな好青年(B)の様には見えないが・・・

いや、しかしそれよりも何よりも
ところで、どこに行けばいいんだろう?(行く先も決まっていないハウス太郎でした・・・・)



Posted by ハウス太郎 at ◆2013年05月17日07:57
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