マネー操作

マネー操作

前回、富のシンジケートのお話をさせて頂き、その中で

彼らが一国の貨幣価値すら自由に操り、インフレ、デフレ、バブルなどを自由に起こせる話を少しさせて頂きましたが、

富のシンジケートの頂点は、国際金融権力といわれる欧米の金融財閥を頂点とする財閥または銀行オーナーを中心として成り立っています。

そして驚くことに、私たちの社会システムはすべて彼らの操作の元に動かされているという事です。

一国の政治家も、一国のトップさえ彼らには及ばない権力、国をも飲み込むあまりにも強大な力とは一体何なのでしょうか?

彼らはまず、歴史の教訓から、戦争や軍事力等の力で押さえつける政治体制を脱却し

お金で民衆を束ねられ、言う事を聞かせる政治体制を構築する事が何よりも重要でした。

そこで生まれたのが民主主義と資本主義経済が組み合わされた、いわゆる自由民主主義経済社会です
具体的にはアメリカ、EU(欧州連合、イギリス、フランス、イタリア、ドイツなど)、日本などがそうです。

それらは中国やロシア等の共産主義や社会主義にはない政治システムを構築すること

すなわち、国民を 「マネー第一主義」 による自由経済競争に染め、マネーの力のみで国民を自由に操る政治体制の構築こそが彼らが描く理想の政治システムだったのです。

そんな馬鹿なとお思いになるかもしれませんが、
私達が生活するすべてのシステムが彼らの意図するところで、
私たちは、一見自由な競争社会の中で自由にお金を稼げて使えていると思いがちですが、
それらが彼らが構築したシステムであり、お金を庶民の間で巧みに循環させ、大本(おおもと)が儲かる仕組みが正に、この政治体制なのです。

細かく説明すれば本一冊分の説明が必要となりますので、かなり大まかに掻い摘んでわかり易くご説明させてもらいますが、

まず企業が事業を起こす際に借金をしてからしか事業をできない様にする。そして事業を継続するのも融資という形で金融機関の力を借りなければ事業が継続できない状況をつくる。これらは当然の原理でありますが、借金をすると当然の事ながら利子が生まれます、企業はその利子を返すために経済発展を続けなければなりません。その繰り返しにより企業や社会は無限の成長を続けなければならないサイクルに陥ってしまいます。要するに、企業や社会を借金づけにすることが、一番彼らが儲けることに繋がるシステムなのです。
土地も企業も国のものでは、彼らの儲けにはならないのです。
事業資金の貸し付けによる利子こそが、経済を無限に成長させ続ける彼らの手法であり彼らが儲けるシステムなのです。

利子とはそもそも存在しないお金です。それをお金持ちが待っているお金を人や企業に貸しつけるより借金をさせ、借り手は借金を返す為に仕事を頑張るが、利子がある為、借金は思うように減らない、借金を減らす為には事業を拡大しなければならずに、その為にはまたお金持ちから借金しなければならない。お金持ちがお金を貸せるおかげで企業は大きくなり、その様にして経済は発展していく。一番おいしいのは、お金を貸せるだけでお金が増えていくお金持ちという構図なのです。

これらが西欧で誕生した金融権力者の開発した「利子つきマネー経済発展システム」なのです。

なるほど、これらは個人や企業の自由競争を手助けしながら、自身が潤っていく究極のシステムに違いありません。 土地や企業が国有の共産主義や社会主義にはないシステムです。

そしてマネーの支配者は陰から民主主義を自由に操作しています。

政治が経済の動向で左右されているのが今の政治の状況であり、政治家はあれやこれやと経済対策や回復に力を注ぎ、ダメなら国民の支持を得られず失脚して行きます。政治家も経済に左右される小さな存在であり、彼ら(政治家ら)は操作できない経済そのものの浮き沈みに漂う木の葉の様な存在に過ぎません。そして経済を自由に操作しているのが、彼ら金融権力者たちであり、それが表に見えてこないのが彼らの闇の力の巨大さに他ならなりません。

彼らはマスコミすら自由に操り闇に隠れ、ある目的の為の景気変動を自由に起こします。
マスコミはそれらを別の観点で説明します。
市民はマスコミを信じ込み、土地が上がると言えば土地に群がり、株、金しかり、彼らは自分らが仕掛けた罠ですから一番安い時に買い、儲け放題で、頃合いを見計らってスパッとその場から退却します。

一方、マスコミに踊らされた市民は、上がりきった時に買わされ結局、大損します。なぜなら多くの市民の耳に情報が届くのは、いつも最後の一番高い上がりきった後だからです。・・・市民は一番高い時期に、高い買い物を、ましてや金融機関から利子つきで借金して購入します。

彼らは自分は安くで買いあさった後に、マスコミ操作で市民には、わざと高くで買わせ、その購入費用も自分のお金を利子つきで貸し付ける。

いずれにしても金融権力者が儲ける仕組みなのです。

お金は持つ者のところに、淀みなく流れていく様が お分かりですね。

このようにマスコミ操作、経済操作を自由に行えるのが彼らであり、そのマネーの力こそが、文明社会の究極の民を従えるシステムに他なりません。

彼らの真のマネーの造り出し方や、経済操作の具体例は、また次回ににご説明いたします。

私たち弱者に必要なもの、それは彼らが仕掛けた嘘や罠に騙されない術を身に着ける事
世の中の罠や嘘を見抜き、だまされない術を養っていく、いわゆる弱者の武器である知性を磨いて行く事が何より大切なのではないでしょうか。  



Posted by ハウス太郎 at ◆2013年05月22日07:07
 
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