
朝令暮改と横綱

朝令暮改はいいことです。
ふつう朝令暮改とは、朝決めた事を夕方にはくつがえすと言う意味で悪い例で使われがちですが、
そうでもありません。
朝決めていたことが夕方までに変わっていたら、どうするのでしょうか。
ひたすら朝決めた事を徹底する人間は 「使えない人間」
臨機応変に状況に変化して行ける人が 「使える人間」です。
使える人間とは、変化にうまく順応できる柔軟な人間という事です。
目まぐるしく変化する現代社会において、初心貫徹の人間よりも臨機応変な人材が必要とされる訳です。
しかし何をするにも決意は必要です。しかし決意も時によっては身を滅ぼす諸刃の剣となってしまいます。
例えば相撲の世界でも「自分は横綱になります。」 と言って入ってきた人ほどモロイという事です。
また東大、京大出身等の高学歴のエリートほど、高望みし過ぎて就職できず、就職してもプライドが高く職場になじめずに脱線し、引きこもりに陥りやすいという事です。
志が高いことは大切ですが、人は自分の期待が裏切られた場合に志が高いほど落胆は大きいものです。
こんなはずではなかった、読みが甘かったといって坂道を転げ落ちるように挫折していきます。
あの横綱 千代の富士が相撲界に入ったきっかけは、飛行機に乗せてあげるからという親方の一言だったそうです。
同じく横綱 貴乃花の場合には 10代で関取になれなければ相撲を辞めるという軽い考えだったそうです。
身の程を知らない大それた固い決意よりも、成り行き任せの方があらゆる事態に対応できるというものです。
ちなみにハウス太郎は、食えればいいと思って事業を起こしましたが、今でも食える程度で頑張っています。
自分の場合は、もっと志を高く持ってもいいかも・・・・
Posted by ハウス太郎 at
◆2013年06月04日07:45