大欲は無欲

大欲は無欲

大欲のある人は無欲です。

一見、正反対の様に見えますが・・・

偉大な功績を残した人ほど 「無欲」 だった事に驚きます。

そういう人達の思考とは、

・お金を稼ぎたい。
・出世して人の上に立ちたい。
・ブランド品の時計や衣類に囲まれ高級車を乗り回したい。

という小さな発想や、思考ではありません。

彼らの発想や思考は、

・庶民が手軽に買える車をたくさん造りたい。
・家の電話を持ち歩きたい。・音楽プレイヤーをもっとコンパクトにして歩きまわりたい。
・映画や音楽を店で買うのではなく家で気軽に買いたい。(ダウンロード)等など

どちらかというと世の為、人の為にという発想が原点です。

本田技研の本田総一郎氏しかり、松下電工の松下幸之助氏しかり、ステーブ・ジョブズ氏しかり、
最近では皆さんご存知の楽天の三木谷社長、ソフトバンクの孫正義だってその様に実行してきた人達であり
特に孫氏においてはあの東日本大震災の際に100億円をポンと被災地に寄付するところなんか、全然お金に執着していないのがわかります。

彼ら大欲家の発想は、「主語」が自分ではない事です。

自分がもっと稼ぎたい。自分が人の上に立ちたい。自分がもっといい車に乗りたいではありません。

主語が自分だと、まわりの人々からの協力が得られません。
おそらく自分の事だけしか考えられない人には誰も付いて行かないのでしょう。

反面、大欲家の発想は、主語が世の中、社会、人々であり、けして自分ではありません。
彼らの発想は、  (・世の中の人々がもっと便利になれれば、・社会がもっと豊かになれれば、・人がもっと楽しめれば、・人がもっと笑顔になれれば)  という考え方です。

そういう志を持った人のもとへは、多くの人が集い多くの人の協力を得られます。

自分一人で自分の欲だけの為に動いている小欲の人の何十倍もの仕事と成果が出せるという事です。

なぜなら、まわりの協力者の力を結集できるからです。人間ひとりができることなんてたかが知れていますし、そもそも自分の儲けしか頭にない人とは目標を共有することなんてできません。

(世の人々が喜ぶように) という事で一致団結はできますが、(あの人を儲けさせる) 為に一致団結はできないのです。

そして彼らの特徴が、世の為、人の為ばかりを考えて仕事をしていたら自然とお金がたまっていたという事です。

あくまでもお金は社会に貢献した結果にしか過ぎません。
気ずいた時に残っているのが資産なのです。

お金はタライの水と同じです。人がタライの水を自分のところに引き寄せようとするとタライの水は奥の方に逃げていきます。逆に自分と反対方向に水を押しやると水は自然と自分の方に戻ってきます。

的ではなく利的な発想が第一だということですね。 T・Y




Posted by ハウス太郎 at ◆2013年06月08日09:46
 
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