どっちが利口?

どっちが利口?


ある有名なお話をひとつ。

10円と50円、どっちがお得か?

次郎という子供がいました。彼は「間抜け」という評判で、近所の少年たちから馬鹿にされていました。
次郎が通りかかると、少年たちはいつも次郎を呼び止め、こんなゲームを持ちかけます。

「おい、次郎、どっちが欲しい? 好きな方あげるよ。」

そう言った少年の右手には50円硬貨が、左手には10円硬貨が載っています。
次郎はいつも決まって10円を選びました。
当然50円の方が価値は高いのですが、大きさでは10円硬貨の方が大きい。

次郎が大きさで選んでいると思っている少年たちは、

「お前はホンットにバカだなあ」と笑いながら10円玉をあげて行ってしまうのです。

近所のお年寄りが次郎をかわいそうに思い、
「なあ次郎や、10円よりも50円の方が大きさは小さくても価値は大きいんだよ」
と言いました。

すると次郎はこう答えました。
「おじいさん、そんなことはわかっているよ。
でもぼくが50円を選んだら、その瞬間から僕の小遣いは打ち切りになっちゃうんだよ。」

さて、どっちが利口?

この話を聞いて漫画家の蛭子能収さんの事を思い出しました。彼はこう言っています。
「いつも、腰を低くし人にへくりだって、謙虚の気持ちを忘れずに、いい人否バカのふりをしていれば、
世間の人々は自分を助けて、そして色々なものを自分に与えてくれるんだよ。」


これとは逆の例で、被災地の県庁を訪れ、大臣である自分をお迎えしなかった腹いせにマスコミの前で県知事を恫喝しその場面が全国放送され辞任にまで追いやられた記憶に新しい復興大臣辞任問題は、典型的な真逆の例でしょう。

ビートたけしさんは、誰に対しても礼儀正しく、明らかに自分より下の人にも深々と頭を下げるそうです。

業界を問わず長く活躍する人達は、その辺のところを、よく分かっております。たけしさんの様な一流なら尚更ですね。

最近、復活した兆しのある田原俊彦さんも人気絶頂時に「自分はビックだ」と大勢のマスコミの前で横柄に振る舞ったあのご存知、ビック問題発言により長く芸能界からほされました。

いかに傲慢、横柄が身を滅ぼすかというのがよくわかりますね。  反面、謙虚さは身を助けます。

自分も気を付けよう・・・特に酒の席では・・・



Posted by ハウス太郎 at ◆2013年12月27日07:26
 
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