慰霊の日を前に

慰霊の日を前に
上記写真は、私の大好きな写真の一つです。
首里城内の売店で1500円で購入した一枚ですが

現、首里高校付近から那覇新都心方面を撮った写真です。
1952年(昭和27年頃)という事なので約62年前ですね。
この写真は、戦後7~8年後くらい経った頃でしょうか・・・
もちろん日航グランドキャスルホテルはありませんし、
真嘉比~天久、那覇新都心方面は何もありませんね。

新都心一帯はその後、ご存じの通り米軍基地(米軍牧港住宅地区)として収容され
その後、27年前(1987年、昭和62年)に日本国に返還され、現在の巨大ショッピングセンターや高層ビルの建ち並ぶ一大経済特区へと発展して行きました。
慰霊の日を前に

忘れて欲しくないのが、古い写真内の小高い丘 「シュガーローフヒル」です。
沖縄戦当時に米軍が「砂糖菓子の丘」と名付けたこの丘です。
日本軍は「安里52高地」と名付け、現在「DFS」の道向かいの白い大きな給水タンクが、その場所に当たります。
この丘は沖縄戦において最大の激戦地でした。
首里の司令部を守る最後の砦として日米双方、実に「7日間の血みどろの戦闘」を繰り広げた地域です。
実に米兵2,662人がこの地で戦死し、1,289人の狂乱者を出した場所でもあります。
もちろん日本軍は、それ以上の戦死者を出しました。
こんな身近な場所で、この様な壮絶な激戦が繰り広げられた「沖縄の現実」に胸が痛みます。

来る6月23日、来週の月曜日は「慰霊の日」です。毎年のように行っている糸満市摩文仁平和公園での戦没者追悼式に、今回も行ってきます。
第二次世界大戦時、最も悲惨な戦闘が繰り広げられたここ沖縄の地より無念にも死んでいった尊いかけがえのない20万人余りの御霊、沖縄の民間人、沖縄の兵隊、本土兵、アメリカ兵の御霊を追悼する為に・・・・

是非ご覧ください。 ↓ you ube 「シュガーローフヒル」

https://www.youtube.com/watch?v=GfdNC2Z5VFk


戦時中のシュガーローフヒル
慰霊の日を前に
戦時中のシュガーローフヒル
慰霊の日を前に

現在の様子(白い水タンクがシュガーローフヒル)
慰霊の日を前に




Posted by ハウス太郎 at ◆2014年06月21日10:03
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。